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被覆銅線の加工
1)仕入れた被覆銅線を剥線機に投入できる長さにカットします。
2)剥線機に投入して、銅線と被覆(ビニール、ゴム、紙、麻布 など)を選別します。
3)純粋な銅線となったものは、最終的に伸銅・銅箔、銅線、銅精錬メーカーへ原材料として納入します。
被覆のうち、有価物となる物だけを取り出し、廃プラスチック買取り業者へ売却します。
さらに、売却できない被覆(ビニール、ゴム、紙、麻布 など)は、当社発生の産業廃棄物となり、可燃物をRPF(固形燃料)に加工している産廃業者へ運搬、処分。最終的に、熱エネルギーとして再利用されます。
鉄スクラップの加工
(例:鋳鉄および鋼鉄製水道配管 選別)
1)仕入れた鉄スクラップに付着した製鋼に不必要なダスト(プラスチック、麻布、紙など)を取り除きます。
2)製鋼メーカー検収規格に適合した鉄スクラップは、最終的に製鋼メーカーへ納入します。
3)残ったダストは、当社発生の産業廃棄物となり、可燃物をRPF(固形燃料)に加工している産廃業者へ運搬、処分。最終的に、熱エネルギーとして再利用されます。
4)不燃物および塩化ビニールは、RPF(固形燃料)に適さないため、分別し、産業廃棄物(がれき類)として産廃業者へ運搬、処分します。
金属スクラップと廃棄物の選別
①仕入れた金属類の梱包を解いて、金属の種類ごとに分別します。
②選別後、残った梱包材(ビニール、ゴム、 など)は、当社発生の産業廃棄物となり、可燃物をRPF(固形燃料)に加工している産廃業者へ運搬、処分します。
最終的に、熱エネルギーとして再利用されます。
③梱包材のうち、紙類は、全量を古紙再生問屋へ納入・売却します。
※この事例のように、金属スクラップ(有価物)の価値が、運搬費、選別加工賃、廃棄物処分費を上回り、トータルでプラス取引=有償買取りになる必要があります。
諸費用が、金属スクラップ(有価物)の価値を上回るマイナス取引=逆有償になる場合は、廃棄物扱いになり、当社では扱えません。
顧客への産業廃棄物の有価資源化 提案事例
廃棄決定時の現状のままでは、すべて産業廃棄物となる物品を当社のコンサルティングおよび作業
により、大部分を有価物資源化、廃棄コストの低減を実現しました。
これにより、顧客である排出事業者の環境意識が向上し、今後、産業廃棄物の発生自体が抑制される
ことが見込まれます。
〈事例〉
顧客事業内容
携帯電話販売代理店
対象物
店舗用携帯電話ディスプレイ什器 など
廃棄物総数量 17,160kg
コンサルティング後 選別内訳 延べ出車台数 車両 配車区分
有価物 鉄スクラップ 12,910kg ※当社 有価買取 10車 7t積車 用車
産業廃棄物(廃プラ など) 4,250kg ※当社 収集運搬 受託 2車 7t積車 自社便
廃棄前処理を行うことにより、業務請負前に比べ、
産業廃棄物を75%削減できました。
廃棄コスト対比
全量産業廃棄物 ※金属くず、廃プラ、ゴムくず、紙、混在
17,160kg×60円/kg=1,029,600円(税別)
産業廃棄物処理単価算出根拠=処理費用 45円/kg 収集運搬費用 15円/kg
処分費用 1,029,600円(税別)
当社 コンサルティングおよび作業請負
有価物 鉄スクラップ12,910kg×21円/kg=271,110円(税別) 買取
産業廃棄物(廃プラ など)4,250kg×45円/kg=191,250円
選別作業費4,250kg×10円/kg=42,500円
収集運搬費用25,000円×2車=50,000円
処分費用 12,640円(税別)
廃棄コスト 99.98% 削減!